Vid Square

〒276-0042 八千代市ゆりのき台3-1-2 3F

指導理念 (Principles)

教育方針

社会が必要とする人材の育成

 これからの社会に必要とされるのは、直面する諸問題を、自らの『思考力・判断力・行動力』を以って解決できる人材です。こうした『問題解決能力を備えた人材』を育成するためには、『教師が生徒に教え込む』という発想を転換して、『まずは生徒に考えさせ、次に、失敗しても良いから実際にやらせてみる』ことが必要になります。その上で教師は大所高所から生徒を見守り、状況に応じて適切な軌道修正をさせたり、あるいは現状に拍車を掛けたりする等、生徒の学習の深化を助長する役目を負っているといえます。

 当塾では IES(統合英語コース)を除き、生徒の主体性を大切にし、学習指導において『教師が生徒に教え込む』というスタンスはとりません。(例外については後述します。)学習に関するあらゆる局面において、教師は生徒に進むべきいくつかの選択肢を提示することはあっても、初めから『正しいとされる結論』に生徒を誘導することはいたしません。生徒が選択した内容が結果として誤っていることがあるかも知れません。しかし、私どもはそれでも良いと考えています。『失敗から学ぶ姿勢』を学生のうちに体得してこそ、これからますます混沌へと向かう実社会を生き抜く力が得られるものと私どもは確信しております。

 上記を実現するための学習手法を、私どもは『自律学習』と呼んでいます。そして IES を除く上記の指導形態を SRS (Self-Reliant Seminar) と命名しています。


問題解決のための基礎・基盤の構築

 自ら考え、判断するための土台となる知識や理解力が不足している生徒には、教科指導の枠を超えて、論理的思考・判断の基礎・基盤を徹底的に身に着けさせます。そもそも自らの頭で筋道を立てて考え、問題解決に向かうことができない生徒に、「人に頼らず自分でやりなさい」と言ったところで、絵に描いた餅に過ぎず、生徒にとって何の助けにもなりません。むしろ、空しく時間だけが過ぎ去るばかりで、生徒の内に無力感を植えつけてしまい、却って有害です。

 最近注目されつつある『コーチング』を誤って取り入れている教師の多くが、この点を誤解しています。(『コーチング』そのものは正しい教育手段です。)『教育とは、生徒自らが持つ能力を、生徒自身が引き出す手助けをすること。』に違いはありませんが、現状『引き出す能力』がない生徒には、『引き出すための手段』を徹底的に教え込む必要があります。ある成長段階に達するまでは、有無を言わさず鍛え上げる必要があります。この点は『道徳教育』に通じるところがあります。

 私どもは、入塾時に生徒の能力を客観的に判断します。しかし、それには現状の学力ばかりでなく、自律学習がすぐに実践できるかどうかの見定めも含まれます。そして、自律学習のための土台構築が必要と判断した場合は、その要諦を徹底的に生徒に教え込みます。